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垂れたお尻が身体に及ぼす悪影響

自分のお尻、好きですか?嫌いですか?
「美尻ブーム」もあり、トレーニングをしている方は、お尻好きです!と言われる方が以前より増えてきています。
しかし、特別何かしている方ではないと、「お尻が大きい」「お尻が小さい」「形が嫌い」、そして、年齢と共にでてくる悩み「お尻が垂れてきた」そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?

垂れたお尻が日本人に多い理由

外国人を見て、あんなにお尻って大きくなるの?と思った方はいませんか?

どんなにお尻が大きい女性でも、どんなに高齢の女性でも、外国人のお尻は「プリっ」として垂れていませんよね?

不思議に思ったことはありませんか?

日本人は、農耕民族だから

日本人のお尻が垂れやすいのには、昔の暮らしが関係しています

日本人は、元々農耕民族ですよね

農耕民族は、野原を耕す為に、前の筋肉が発達してきました

元々農耕民族の、日本人は、人種柄、お尻に筋肉が付きにくい為、日本人は、背中が丸くなりやすく、お尻ではなく、太ももの前の発達がしやすく、背中の曲がったおばあちゃんのようになりやすいですのが特徴です

狩猟民族は、お尻が垂れにくい

狩猟民族は槍を投げたり、弓を引いたりする為、背面の筋肉が発達してきました

外国人は、同じように、背面の筋肉が発達しやすく、高齢のおばあちゃんでも背中が曲がった方というのはあまり見たことがないのではないでしょうか?

日本人から見ると、姿勢が綺麗なので、胸も垂れずに、ボリュームのある胸をしている、お尻もツンとハリのあるお尻をしている人が多いイメージですよね

垂れたお尻になると?

垂れているお尻は何が悪いでしょうか?

勿論、「見た目が良くないので、どうにかしたい!」と思われる方がほとんどだと思いますが、見た目以外の垂れているお尻のデメリットを見ていきましょう!

垂れたお尻は姿勢が崩れている証拠

垂れてるお尻は、骨盤が後傾していることがほとんどです

骨盤が後傾とは、どんな状態かというと、背中が丸くなりやすい状態です

そうすると、お腹がポッコリ出てしまい、お尻は垂れるは、お腹は出るは…

想像したくない身体ですね…

大きなお尻は、腰の反り過ぎ?

逆の状態が、女性に多い、そり腰です!

反り腰だと、お尻の位置が上がります

じゃあ、反り腰の人は、お尻が「美尻!」かといいますと…

それも問題で、お尻は垂れにくいですが、逆にお尻が大きくて悩んでる方が多いです

理想のお尻になるには?

じゃあ、どうしたら!と言いたくなりますよね!

身体が一番綺麗に見える状態は、筋肉のバランスが良いこと!が前提となります

ここでいうと、骨盤の位置が問題になりますので、前側と後ろ側のバランスが5:5になっていることが大切!

筋肉は、使い過ぎても、使わなさ過ぎても、硬くなり、萎縮して縮こまります

改善するには、萎縮している筋肉をストレッチなどで延ばし、伸び切っている筋肉を縮むように再教育する必要があります

垂れたお尻を放置するとどんなリスクが生じる?

垂れたお尻、骨盤後傾を放置するとどんなリスクがあるかというと…。

膝が痛くなる原因になる可能性

一つ目は、常に、膝が曲がった状態になり、膝が痛くなる原因になります

40代、50代になりますと、周りで膝が痛くて病院に行ったら、「変形性膝関節症」って言われたのよ、なんて、会話を聞いたことがあるのではないでしょうか?

常に膝が曲がっているので、太ももの前の筋肉の使いすぎで、膝が悲鳴を上げてる状態ですね

股関節が痛くなる可能性

二つ目、同じような考えで、常に延ばされている股関節が「変形性股関節症」になりやすくなります

歩くときに使う股関節を、足を大きく前に出す歩き方をしていると、前ばっかり使い、後ろの動きがほとんどなく動けてしまいます

股関節は前から後ろにバランスよく動かす事が大切です

腰痛になる可能性

三つ目は、骨盤が後傾になると、背中が常に丸くなり、しゃがむ時に股関節が上手く使えず、腰の負担が大きくなり「腰痛」の原因になります

腰痛をお持ちの方を沢山見てきましたが、しゃがむ時に背中を丸くしたまま動かす方が本当に多いです

40肩、50肩の可能性

四つ目は、背中が丸くなり、肩こり、肩痛、首痛、40肩、50肩の原因にもなりますね


垂れたお尻は、見た目が悪いだけでなく、上記の身体の痛みの原因にもなります

身体が痛くなれば、常に痛みを背負うことになりますし、やりたいことが制限されたりもします

お尻を隠す洋服を探すのではなく、日々のストレッチや動作改善などで垂れたお尻から卒業し、いつまでも痛みのない身体でいることを目標にしてみませんか?

垂れたお尻から卒業する為に、大切な事

今は、「美尻ブーム」もあり、お尻のトレーニングが流行っています

お尻が垂れているから!トレーニングしなきゃ!もいいですが…

まずは、身体を整えて行くことが大切です

どんな足の使い方をしているかチェック

片足立ちで、膝を延ばして立てますか?

同じように、目を閉じたまま、30秒キープ出来ますか?

頑張らないと、膝が延ばしてられない、片足立ちになったときに、めちゃくちゃ頑張らないとふらふらするって状態は、トレーニングするにはNGな状態です

まずは、ストレッチや体操から初めて下さい!

筋トレよりも体操やストレッチを先にスタート

「ストレッチや体操は嫌だなー」「とにかく、筋トレしたい!」と思われるかもしれませんが…

骨格的に、身体が整えば、お尻はヒップアップします!

ひたすら、お尻が垂れやすい状態で、筋トレするよりまずは、ベースを整えて、お尻の位置を上げた状態で、筋トレする方が綺麗なお尻が出来上がります!

垂れたお尻をキュッと引き上げる体操&ストレッチ

骨盤が後傾している人も、反り腰の人も、股関節に痛みがある人も、膝に痛みがある人も、腰に痛みがある人も、簡単にできて、誰にでも出来る体操

股関節ぷらぷら体操

①仰向けに寝ます
(仰向けが痛みがあってできない方→長座で手を後ろにおいて身体を支えるorソファーなどにもたれ掛かって長座)

②股関節から、足をぶらぶら

それだけ!簡単ですが、ポイントは「脱力すること!」←これが中々難しい!

そして、初めから大きく動かさない事!です


簡単には出来るけど、コツをつかむのは少し難しいかも

脱力して、無理やり大きく動かさない、自分が出来る、楽な所でぷらぷら、ぷらぷらしていると、股関節の中の方がだるーくなってきます

そうしたら、完璧です!

だるくなって、温かくなってきたら、股関節周りのお尻や太ももの筋肉が緩んできている証拠です!

むくみや冷え性解消にも期待できますし、筋肉がいい状態になれば、自然とヒップラインをあがりますよ

垂れたお尻をキュッと引き上げるストレッチ

お尻は、立っていれば、身体を支える為に、座っていれば、体重を支える為に日々酷使されています

お尻が痛くなることはほとんどないとは思いますが、お尻がだるい、疲れが溜まっていると感じる事はあると思います

日々のストレッチにお尻のストレッチを取り入れてあげることは、下半身の血流改善に繋がりますし、むくみ解消にも繋がります

<お尻のストレッチ>
①仰向けになる

②両足を曲げ、右の足首を、左の膝上にかけます

③左足を胸の向かって持ち上げます

※写真のように、手で支えて貰っても大丈夫
左足は、曲げていても、延ばしていても楽な方で大丈夫です
痛みがない程度に行ってください


腰痛持ちの方は、特にお尻のストレッチは重要です

お尻は、腰と一緒に働く筋肉になります

お尻と腰の連動が上手にできなくなると、腰とお尻と両方が使いすぎ、腰が痛い、お尻がだるい、股関節が痛いなどの症状が出てきます

腰のストレッチだけでなく、お尻のストレッチもセットでやって頂くとより効果があります

まとめ

垂れたお尻は、見た目も悪く、隠すことでどうにかしようと思いますよね

でも、放置すると、筋肉の使いすぎや身体の歪みから腰痛や股関節痛、膝痛、むくみなど、あらゆる痛みの原因になります

ストレッチや体操だけでも、お尻の筋肉は活動的になり、日々の生活が楽になる上に、お尻の形も良くなっていきます!

お尻の形は、身体の中側の状態を表しています

放置せず、健康な身体を作るためにも、あかちゃんのような「桃尻」を目指しましょう!



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投稿者プロフィール

馬場 朝美
馬場 朝美身体を本来のポジションに戻すプロ
70歳になっても元気に動ける身体を「今」から作る
パーソナルトレーナー/名古屋

「厳しい筋トレ」や「食事制限」はやりません!正しい身体の動かし方を覚えると、四十肩も腰痛も怖くない。マンツーマンで痛まない体を一緒に作っていきましょう。

<活動の原動力>
高校時代、陸上部に所属していたが、怪我で中々練習ができず…。その頃から、サポートする側に興味がありました。

大学時代は、スポーツクラブで子供から大人に水泳指導や体操指導、マッサージをしていました。その頃から運動指導をすることが当たり前になり、ご縁を頂いた加圧トレーニングジムで、14年勤務(店長として11年)してきました。

スポーツクラブでアルバイトしていたとき、老若男女のお客様…特に60代から80代までの方々が、いくつになっても楽しく運動を続けている姿を見ました。生涯現役で、運動が楽しめるということは、美味しいものを食べる元気があり、好きなところに行ける元気があるということ。それはつまり、人生が終わる瞬間まで、自分の人生を楽しんでいるということ。

「いくつになっても元気でいたい」そんな人達の手助けをしたい。その想いが、私の原動力になっています。だからこそ、当サロンでは「70歳になっても現役の身体でいる」を目標にしています。

70歳になっても元気でいるためには、今から身体のズレを直して、今の体力を維持するのが一番手っ取り早い。でも、急に強い筋トレやトレーニングで身体にストレスを与えたら、逆に疲れたり、身体の痛みが出てしまうことも多い。だからこそ、お一人お一人に合わせたメニューをお作りして

⚪︎少ない負荷で正しい身体の使い方を矯正するゼロポジショントレーニング

⚪︎寝ているだけで身体を整えるイヤーコーニング

を併用することで、ゆっくりと、でも確実に体力を付けていきます。

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